2010-08-07 その文勢はすさまじい。奔放とい えば奔放、 吉田健一 「亡くなった三好達治氏が 口癖のように言っていたことだが、 吉田健一氏は大変な文章家である。 月並みの文章読本の類には とても収まらないほど、 その文勢はすさまじい。 奔放といえば奔放、 自由といえば自由だが、 それでいて、 足さばきは決して乱れない。」篠田一士 「書評六篇」『吉田健一論』筑摩書房 1981 p.186