本を開けて、話は再び、昔、或る 所に戻って行く
「これが小説であるか、
批評であるか、
それとも歴史か
などと
考える必要はない。
我々は何かを期待して
一冊の本を開けて、
話は再び、
昔、或る所
に戻って行く。」
吉田健一「文学の正体」『横道にそれた文学論』文藝春秋新社 昭和三十七年 p.142
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