小説批評歴史を読む頭の働きが形 式によって変るか?
「…一般的な分け方に従って、
例えば小説と批評、
或は歴史が
同じではないと言っても、
これは形式の違いであって、
それを読む
我々の
頭の働きまでが
その形式によって変る
ということは
実際には
あり得ない。」
吉田健一
『読者の立場から見た今日の日本文学』日本文化研究4 新潮社 昭和34年 p.5-6
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