私的言語に対するウィトゲンシュタインの有名な議論
「「私的言語」に対する
有名な議論は、
非常にしばしば
論ぜられて来たので、
それについて
その上更に
詳論することは
無駄ではないか、
という疑いがないわけではない、
という事は確かである。
以下で述べる詳論の
大部分の内容は、
以前、一九六二−三年の学期に、
私の心に浮かんだものである。
その時、
ウィトゲンシュタインの見解についての
この本でのアプローチが、
天啓の如く脳裏に閃いた。」
ソール A.クリプキ(黒崎宏訳)
『ウィトゲンシュタインのパラドックス−規則・私的言語・他人の心−』産業図書
一 序章 冒頭書き出し p.