夢の分析、精神神経症諸症状の形成、無意識の形成物のなかに…

「ある表象のアクセントや


関心や強度が、


その表象を離れ、


別の表象へ移ることができるという事実をさす。


その場合、


この第二の表象はもともとは


あまり強いものではなく、


第一の表象とは連想の繋がりで


結びついている。


このような現象は、


とくに夢の分析において認められるが、


精神神経症諸症状の形成や、


さらに一般的には


あらゆる無意識の形成物のなかにも見られる。」

ラプランシュ/ポンタリス『精神分析用語辞典』(村上仁編)みすず書房 1984 p.34

土田知則『間テクスト性の戦略』でフロイト「置換」概念の説明のために引用 pp.32-33