暴力批判論の課題は、暴力と、法および正義との関係

「暴力批判論の課題は、


暴力と、法および正義との関係を


えがくことだ、といってよいだろう。


というのは、


ほとんど不断に作用している


ひとつの動因が、


暴力としての含みを持つにいたるのは、


それが倫理的な諸関係のなかへ


介入するときであり、


この諸関係の領域を表示するのは、


法と正義という概念なのだから。」


ヴァルター・ベンヤミン
「暴力批判論」冒頭書き出し