メロトロン キング・クリムゾン

「メロトロン…は、箱の中に鍵盤の数と同じだけの再生専用テープレコーダーが入っており、鍵盤を押さえるとそのテープが再生され、あらかじめ録音されているストリングスや人声コーラスが鳴る、というきわめて原始的な仕組みである。…キング・クリムゾンの「エピタフ」(『クリムゾン・キングの宮殿』69年)におけるメロトロンの多重録音は、この楽器を一躍有名にした。」
立川芳雄「シンセの進歩とサウンドの変化」『ミュージック・マガジン7月増刊』1988