ユング

「夢はいわば混り気のない無意識の産物なのである。夢が意識化される過程でバイアスをこうむるのは疑いないが、それもやはり無意識の仕業であって、意図的な歪曲といったものではない以上、無視することができる。もともと夢の姿に変形を加えるものは、無意識のより表層の部分であって、したがってそれもまた無意識の資料として役に立つのである。それは夢におけるいわば第二草稿である。」
ユング