フレデリック・ショパン

「長い序論のあとで彼は一小節一小節を分析してこれはただ普通にある変奏曲ではない、幻想的な絵画的な描写だといっています。第二ヴァリエーションはドン・ジョヴァンニがレポレロとかけまわるのだとか、第三はツェルリーナが接吻されていて、それを見て怒るマゼットを左手がえがいているのだとか、−またアダージオの第五小節では変ニ音がドン・ジョヴァンニがツェルリーナと接吻するのをあらわしているのだと彼は主張するのです。プラーターは昨日、彼女の変ニ音はどこだなどと尋ねる始末です!このドイツ人の創造にはほんとうに死ぬほど笑った。」
ショパン ティトゥス・ヴォイチェホフスキ宛書簡 1831年12月12日パリ。(『ショパンの手紙』小松雄一郎訳、白水社より)

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