2013-02-02から1日間の記事一覧

知りつつする真似は毎に失礼に当る。

「…真似には二つの種類が有る。知らず識らずに似て行く分は、感化即ち敬服であるが、知りつつする真似は毎に失礼に当る。即ち相手の思はくには構はず、自分ばかりか、他人にも笑はせようとする時に行なふのである。殊に古人は暇多く真似が上手で、真似て見た…

楽しく日を過ごすことができれば。そればかりを願っているのです

「まるで人柄が変わったように。気ばかり焦って、私は夫婦とも稼ぎで気楽に働いて、三人楽しく日を過ごすことができれば。そればかりを願っているのです。」妻宮木の台詞溝口健二『雨月物語』より戦は人まで変えてしまう