2013-01-24から1日間の記事一覧

病み、疲れ、好まぬながら飢え渇き、悩んでも、それが魂にたいして何の害になるだろう

「肉体は拘束されず、元気で丈夫であり、思うままに飲食し、生活していても、それは魂にとって何の役に立つだろう。またその逆に、肉体が拘束され、病み、疲れ、好まぬながら飢え渇き、悩んでも、それが魂にたいして何の害になるだろう。」マルティン・ルター…

極樂の文學は光を描いて、絶望に近い人間に一點の慰安を與へようとする

「例へば、人は遂に死なねばならぬ運命にある。これ程たよりない残酷な淋しいことはない。(中略)私の父が呼吸を引取る前にランプの光を見つめたことを覺えてをる。さうして私はランプの芯を出して、その光を出來るだけ大きくしたことを覺えてをる。ゲーテが…