2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

重たさのない天使を抱くことこそ 、愛するということ

「肉体を抱くことではない、 羽毛とも、 光ともいえる、 そのからだを借りていた 重たさのない天使を抱くことこそ、 愛するということだったのだ…」サン・テグジュペリ 『人生に意味を』

現実は痛切である。あらゆる甘さが排斥される。

「現実は痛切である。 あらゆる甘さが 排斥される。 現実は予想できぬ 豹変をする。 あらゆる平衡は 早晩打破せられる。 現実は複雑である。 あらゆる早合点は 禁物である。」湯川秀樹 『目に見えないもの』

「本人は過去を忘れても、過去は本人を覚えている」

「「本人は過去を忘れても、 過去は本人を覚えている」 トラウマには、 自分の身に起きたことを 無意識に繰り返してしまう 「再演化」という性質があるそうだ。 わたしは、自分の内に同在する 被害と加害を書くことによって変容させて、 小説や戯曲のかたち…

柳美里 『ファミリー・シークレット』 スッキリ!!

柳美里 『ファミリー・シークレット』 講談社大阪市の二児放置事件の母親が行なった行為は、 ネグレスト=育児放棄と見られているが、 警視庁の調べでは上半期の児童虐待件数は過去最高を記録。厚労省の調査でも児童相談所が対応した虐待のうち 37.3%がネグ…

許す力に欠けているものたち

「許す力に 欠けているものは、 愛する力にも 欠けている。」マーティン・ルーサー・キング 『汝の敵を愛せよ』モバイルの方はコチラ Amazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。コトバを探す(例えば、「愛」「恋」「人間」「笑い」…

笑い飯哲夫『えてこでもわかる笑い飯訳 般若心経』 めざましテレビ

笑い飯哲夫が奈良のお寺を真面目に案内するDVD 『見たら必ず行きたくなる 笑い飯哲夫のお寺案内DVD~修学旅行でなかなか行けない奈良のお寺編~』を紹介。お寺巡りが趣味笑い飯は去年、 般若心経の解説本「えてこでもわかる笑い飯訳 般若心経」 を出版している…

「雌蜘蛛は真夏の日の光を浴びた

「雌蜘蛛は 真夏の日の光を浴びた儘、 紅い庚申薔薇の花の底に、 ぢつと何か 考へてゐた。」芥川龍之介 「女」冒頭書き出し

説得は、だれのためのもの?

「説得は、 あなたのためのもの ではない。 相手のためのもの である。」高嶌幸広 『説得上手になる本』

『嘔吐』は面白いのかと問うべき

「…文学者としてのサルトルは、 飢えた子供にとっても 『嘔吐』は面白いのか と問うべきであった。 そして、 異義申し立てという形式で 文学を延命させようとするのではなく、 いかに悲惨な状況においても 文学は精神の力になる と言い切るべきであったのだ…

「プリズンブレイクシーズン?」

「「真の建築とはあらゆる形式とモラルを排除する」 君の論文だ。 他人の言葉を借りて書いた。 新しい考えではない。 暗に何を意味してる? 「手段の正当化」かな。 母上の言葉と同じだ。」プリズンブレイク

デカルトが到達した高みから滑り

「デカルトは 近代哲学の祖として 知られているが、 近代哲学の歴史とは、 デカルトが到達した高みから 滑り落ちてきた歴史である」小泉義之 『デカルト=哲学のすすめ』講談社現代新書 1996 p.9

私たちはたまたま生き残ってきた

「私たちはたまたま生き残ってきた。 たまたま災害や事故を免れてきたから、 たまたま飢餓や内戦を免れてきたから、 私たちは生き残ってきた。今生きているということは、 生き残ってきたということであり、 多くの死者のかたわらを 通り過ぎてきたというこ…