2009-11-27から1日間の記事一覧

やがて、花の失するをも知らず。

「されば、 時分の花を 誠の花と知る心が、 眞実の花に なほ遠ざかる心なり。 ただ、 人ごとに、 この時分の花に迷ひて、 やがて、 花の失するをも知らず。 初心と申すは この比の事なり。」世阿弥『風姿花伝』(野上豊一郎・西尾実校訂)岩波文庫 p.17 1958…