2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「勝といふは、味方に勝事也。味方に勝といふは、我に勝事也。我に勝といふは、気を以、体に勝つ事也。」 山本常朝『葉隠』
「海ゆかば水浸く屍、山ゆかば草むす屍、大王の辺にこそ死なめ、返り見はせじ」 万葉集
「科学。新貴族。進歩。世界は進む。なぜ逆戻りはいけないのだろうか。」 ランボー『地獄の季節』
「これまでの哲学者はただ世界を解釈してきただけだ。必要なのはそれを変えることである」 マルクス「フォイエルバッハに関するテーゼ」
「《小説》というジャンルになぜか過大評価を加えていた異常な時代、書く者も読む者もその嘘っぱちの世界に溺れて事実と虚構の境を見失っていた甘い時代が去ったと見た方があたっている。だからといって、小説の果たせる役割とはこんな程度だったのかと落胆…
歴史とは、 死んだ子供に対する母親の嘆きだ 小林秀雄
「眼に見える恐ろしさなど、恐ろしい想像に比べれば、高が知れている」 シェイクスピア『マクベス』
「芝居の目指すところは、昔も今も自然に対して、いわば鏡を向けて、正しいものは正しい姿に、愚かなものは愚かな形のままに映しだして、生きた時代の本質をありのままに示すことだ」 シェイクスピア『ハムレット』
「きれいはきたない、きたないはきれい」 シェイクスピア『マクベス』
「人間というものは、夕べにゲーテやリルケを読み、バッハやシューベルトを聞き、また演奏しながら、朝(あした)にはアウシュヴィッツで一日の業務につくことのできるものであることを、<あとに>きたわれわれは知ってしまった。・・・・・・このことは、いった…
「やまと歌は人の心をたねとして、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人ことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、いひいだせるなり。花に鳴くうぐひす、水に住むかはずの声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか歌…
「一生を仮構するのは、これまた一つの十字架だ」 坂口安吾
「世間という奴は死んでも正解はしない」 小林秀雄
「自分自身を見つめよ。自分の目を、自分を取り囲む一切のものから転じ、自分の内面に向けよ」 フィヒテ『全知識学の基礎』
「明日の考察!これ実に我々が今日に於て為すべき唯一である。そうして又総てである。」 石川啄木「時代閉塞の現状」
「その人の上とて、ありのままにいひ出づることこそなけれ、よきもあしきも世にふる人のありさまの、見るにも飽かず、聞くにもあまることを後の世にも言ひ伝へさせまほしき節々を、心にこめがたくて、いひおきはじめたるなり」 紫式部『源氏物語』「蛍」の巻
「これはと思われるマージナルなテクストを見つけて、決定不能の契機を明るみに出し(略)既成のヒエラルキーを逆転させてみる。ただしずらすだけに止めること。つねに既に刻印されているものを再構築するために解体すること。要するにこれが、ディコンスト…
「言語は精神であり、精神は言語である」 フンボルト
「セガンティーニの「よこしまの母たち」はアール・ヌーヴォーのモティーフであって、レスビアンと深い類縁関係にある。この不品行な女たちは、ちょうど坊主たちと同じように、産むこととは無縁である。実際、アール・ヌーヴォーは二つの異なる系譜を描いて…
「恋愛は神経の病気だ・・・大変な病気だ。怖いので避けるようにしているよ」 エリック・サティ
「わたしの個人的な人生はひとの興味をひくようなものはなにもありません。だからそれを秘密にしてもしょうがありませんし、したがってまた、それを公にしてもしょうがないのです。」 フーコー
「ハイデガーが森に隠棲して推敲を重ねた本だからといって、電車の中で拾い読みして悪いことはない。マルクスの『資本論』なんて、どう見ても寝ころがって読むようにできてる、しかも、そうやって拾い読みすると実に面白いんだな、これが。」 浅田彰『逃走論…
「マルクスのテクストの中には思考に活気を与える何物かがあり、それをちょっと読んでから仕事をすると調子がいいと言ったのは、レヴィ=ストロースだった。」 浅田彰『逃走論』p.130
「『私は世界市民だ』と彼は言った、『だから私は、自分がどこにいようとも、その場所で活動する』」 ラフォルグ
「早くから情事を知った少年はきまじめです」 ジュネ
Wild boys very close now バロウズ
「監獄が工場・学校・兵営・病院に似、そしてこれらすべてが監獄に似るようになる」 フーコー『監獄の誕生』
「学校の拡充は軍備の拡充と同じくらい破壊的であるが、軍備のそれほど目立たないのである」 イリッチ『脱学校の社会』
「洗濯機は道具として用いられるとともに、幸福や権威等の要素としての役割を演じている。後者こそは消費の固有な領域である」 ボードリヤール『消費社会の神話と構造』
「イギリスはインドで二重の使命を果たさなければならない。一つは破壊の使命であり、一つは再生の使命である。―古いアジア社会を滅ぼすことと、西欧的社会の物質的基礎をアジアにすえることである」 マルクス『資本論』1853