2013-02-01 日の沈むかなたの、無人の地で生きることを拒み給うな 「「兄弟たちよ」、私はいった、「十万もの危険を潜り抜けて西へ来た兄弟たちよ、われわれの五官の働きが目覚めているのも残りわずかとなったが、日の沈むかなたの、無人の地で生きることを拒み給うな。諸君の高貴なる生れのことを考えてみ給え。諸君は獣のごとく生きるためではなく、善徳と知識を追い求めるために造られたのだ。」 地獄でダンテに語るウリッセの炎」ダンテ『神曲』L.ヴァン・デル・ポスト『アフリカの黒い瞳』「質疑応答」エピグラフより