こんなにもたくさんの言葉をヨーロッパ語から借り


「短い期間に、こんなにもたくさんの言葉をヨーロッパ語から借りることによって、現代の日本人がある意味で自分たち自身にとって理解しにくいものに変ってきたというふうにもいえます。たしかに、私たち自身の考え方を自覚するという道筋を失ってきたという側面をもっています。」

鶴見俊輔
『戦時期日本の精神史 1931〜1945年』岩波書店 岩波現代文庫 2001 p.3

文明開化、開国、翻訳、明治、