2011-09-19 ナショナルであることと、ナショナリズムは峻別されなければならない。 スペイン批評 「オルテガは、 国民国家形成のイデオロギーを、 健全な生命力の所産として、 その歴史的意義を高く評価する。 しかし、 いったん形成された国民国家の病理としての ナショナリズムには、批判する立場にある。 「割拠主義」の病弊をもたらして、 国民国家を分解するからである。 つまり、ナショナルであることと、 ナショナリズムは峻別されなければならない。」色摩力夫 『オルテガ 現代文明論の先駆者』中公新書 昭和63 p.15-16