2011-08-15 故に私はニーチェを讃美する。解脱に達した人として。 まとめ 「彼(ニーチェ)は殉教者を以て否認する。 ―其の著作十二巻に亙って唯々一の論戦あるのみである。 試みに此を開けば、何処を読むも頁毎に皆同様である。 感激だけが新たになり、病気が此を授ける。 少しも平静がない。 彼は絶えず憤怒と熱情とを漲らせる。 プロテスタンティスムは此処に達すべきだったのか。 ―私はそう信ずる。 ―其故に私は彼を讃美する。 ―全き解脱に達した人として。」アンドレ・ジイドニーチェに関する論説で。