われわれは、子供のころは、感覚論者だ。ゲーテ

「われわれは、


子供のころは、感覚論者だ。


恋をして、恋人に、


現実には存在しない性質を見るようになると、


理想主義者になる。


この恋もぐらつきだして、


誠実さというものを疑うようになると、


いつのまにやら懐疑主義者になる。


そうなると、あとの人生はどうでもよくなる。


われわれは、


なるがままに任せるようになり、


ついにはインドの哲学者たちみたいに、


静寂主義になるというわけだ。」

ゲーテ