昭和のナショナリズムがわたしをついに包み切ることなく

「昭和のナショナリズム


わたしのような者をも


ついに包み切ることなく、


明治のナショナリズム


北のようなラディカルな青年をまで


ついに包み切ったという事実は、


わたしを今さらながら驚かせる。」

村上一郎
北一輝論』三一書房 p.9