2011-06-04 「真夏の死」は「イワン・イリッチの死」に似ている まとめ 「最初に手にしたのが、 「太陽と鉄」のような 何やらちょっとうんざりさせられるところのあるものではなく、 信じがたいほど才気あふれる短編 「真夏の死」だったのは、 幸運だったと思う。 いまでも覚えているが、 それはレフ・トルストイの最良の短編 「イワン・イリッチの死」に似ているように感じられた。 ただし、 もっとずっと冷たく、 それゆえに謎めいていたが。」グリゴーリイ・チハルチシビリ(沼野充義訳) 「ロシアに三島の毒が染みわたるとき」新潮11月臨時増刊 三島由紀夫 没後三十年