最近彼の書く作品はすべてこのことを実証している

「「僕の場合、


発想の基本は


芝居も小説も含めて、


やはり他人との関係


ということが


ずっと主なテーマだ


……いろいろなバリエーションは


あるけれど……」と


安部公房自身語っているが、


最近彼の書く作品は


すべてこのことを


実証している。」

V.ウィンケルヘフェロバー(栗栖継訳)
安部公房
『日本文学全集85安部公房集英社 昭和43年 p.432