スピノザの神は宗教の神とは違う。宇宙そのもの

「…多のあり方を


理性で一としてとらえ直したのが


スピノザの哲学なのだ。


スピノザの神は宗教の神とは違う。


宇宙そのもの


自然そのもののことである。


世界は一つしかない。


このような考え方を


汎神論(一元論)という。


デカルト


「思惟」と「延長」を


精神と物体という実体の属性(本質)


と考えたのに対し、


スピノザは、


神こそが唯一の実体であるとした。


だから、


精神と物体は神の属性であって、


同じものが違った形で


表現されているだけだというのだ。


ちょうど、


電気が光と熱を発するように、


基は同じだが現れ方が違うのである。」

富増章成
『アニメで読み解く、痛快【哲学入門】空想哲学読本』宝島社 2003 p.120

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