◇◆批評の書き方<2>末尾 むすび◆◇

能(のう)という獣は、世界中で有りとあらゆるものの真似をする

「右に就いて私の師匠である喜多六平太氏は、筆者にコンナ話をした事がある。 「熊(漢音ゆう)の一種で能(のう)という獣がいるそうです。この獣はソックリ熊の形でありながら、四ツの手足がない。だから能の字の下に列火がないのであるが、その癖に物の真…

……いうところのものは匹夫一輝なり。

「……いうところのものは匹夫一輝なり。彼奴をしていわしむるところのものは天なり。天、日章旗を指さし、大日本帝国の名において諸公の厳粛なる国際的正義による外交革命を要む。」 北一輝『支那革命外史』末尾 十九 日支同盟と日米経済同盟