2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

個人にとって勤倹貯蓄に励むことは、美徳である

「個人にとって勤倹貯蓄に励むことは、 あきらかに美徳である。 だが、国民全体がこの美徳に走れば貨幣の流通は停滞し、 国家経済は破滅の危機に瀕する。 このように、個人の美徳は集団の悪徳となりうる。」 ポール・サムエルソン 『経済学』冒頭p.14-16 岩…

まちっと、ゆるゆる遣って、おくれんかな、もし

「「あまり早くて分からんけれ、まちっと、ゆるゆる遣って、おくれんかな、もし」と云った。 おくれんかな、もしは生温るい言葉だ。 早過ぎるなら、ゆっくり云ってやるが、 おれは江戸っ子だから君等の言葉は使えない、 分からなければ、分る迄待ってるがい…

過去のある経済学者の奴隷であるのが普通である

「どのような知的影響とも無縁である とみずから信じている実際家たちも、 過去のある経済学者の奴隷であるのが普通である」ジョン・メイナード・ケインズ 『雇用・利子および貨幣の一般理論』